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1970 Episode One Thousand Nine Hundred Sixty-Seven: Toothpicks

    だがそこへ、待ったをかける者が現れた。


    ガイウスである。


    「ちょっと待った!」


    ガイウスは大慌てで走り出し、ドーブの横をすり抜けて、あっという間にデルキアの背後までたどり着いた。


    「待て待て待て待て!早まったらダメだって!」


    ガイウスはオーラが噴き上がるデルキアの脇をすり抜けて、両者の間に強引に割って入った。


    そして両手を開いて顔の前にかざし、デルキアを必死になってなだめようと試みた。


    「落ち着け!とりあえず落ち着けって!一旦矛を収めよう。ほら、オーラを収めて」


    だがそれで止まるデルキアではなかった。


    「何しに来たんだ貴様!わたしの邪魔をするつもりならば、貴様も一緒に塵芥にしてやるぞ!」


    怒りのあまり物騒この上ないことをのたまうデルキアに、ガイウスは内心震え上がりながらも、ここまで来て引き下がるわけにはいかないとばかりに、勇気を振り絞って立ちはだかるのだった。


    「いや、ダメだって!とりあえず落ち着けって」


    ガイウスは必死の形相でデルキアをなだめようとした。


    だがやはりデルキアは止まらなかった。


    デルキアの全身を覆う青白いオーラは、あまりの噴出量に、姿がぼやけるほどであった。


    中でも両腕のあたりを覆うオーラは、濃い青で染められており、今にも爆発しそうなほどであった。


    ガイウスは焦りに焦った。


    先程から、デブール同様に玉のような汗が全身から噴き出していた。


    だがガイウスはデブールと違い、当然ながらここで殉ずるつもりは毛頭なかった。


    だが、かといって引き下がるつもりもなかった。


    そしてガイウスは、決意を固めたのであった。


    それは、デルキアと一戦交えることであった。


    「デブール、下がってろ!」


    ガイウスは一言警告を発するや、一気にオーラを噴出させた。


    ガイウスのオーラは瞬く間にうず高く噴き上がり、巨大な大広間のとてつもなく高い天井まで一気に届くほどとなった。


    デブールは驚きつつ、後退した。


    だがすぐにオーラの噴出は収まった。


    天井の高さまで噴き上がっていた青いオーラは、瞬く間にその背を縮め、ガイウスの全身に薄い膜状のものを貼るだけとなったのだった。


    するとそれを見たデルキアは、憎らしそうにガイウスを睨みつけながら歯ぎしりするのであった。
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