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1436 Chapter 1434: Uncertain Elements

    「嫌いじゃないだって?何をかっこつけているんだお前は」


    すかさずのカルラの突っ込みに、ガイウスが反論した。


    「いや、だってまだ会ったばかりだよ?わかんないって」


    「本当かね~?わたしには鼻の下が伸びているように見えるがね~?」


    「伸びてないって。そんなことよりこの後どうするのさ?」


    ガイウスが話を変えようとした。


    だがカルラがそれを許さなかった。


    「何を次の話題に行こうとしているのさ」


    「だからまだ判らないって言っているだろ?しつこいな」


    「しつこく聞くに決まっているだろ?何せ事は重大なんだからな」


    カルラが先程までとは打って変わって真剣な表情となった。


    ガイウスは驚き、言葉が出なかった。


    すると傍らのシェスターがガイウスに代わってカルラに問いかけた。


    「ガイウス君とイオーヌの関係性が今後重要となってくるとお考えですか?」


    カルラが大きくうなずいた。


    「ああ、わたしはそう思うね。どう考えてもカルビンはさして重要とは思えないからね」


    「……カルビンは……あの男の役割はなんでしょうか?」


    「ローエングリン教皇国にとっては重要人物だろう。だが我々にとってはそう重要ではないと思う」


    「所詮人の世の栄華に過ぎぬと?」


    「そうだ。神であるルキフェルにとっては、どうということもない男だ」


    「確かに。ですが、ルキフェルはカルビンと友誼を結んでおります」


    「友誼とはいっても、ルキフェルはその正体を明かしてはいない。ならば、単なる駒の一つに過ぎないのではないか?」


    「なるほど。ですが、駒というのならばイオーヌも駒の一つに過ぎないのでは?」


    「そうだな。これまではルキフェルにとって駒の一つに過ぎなかったのだろう。だが……」


    「今回は当てが外れた……ならば駒の一つとは言えなくなる。そういうことですか?」


    「そうだ。ルキフェルにとってイオーヌは不確定要素になったのじゃないかと思ってな?」


    シェスターは腕を組んで深く考え込んだ。


    そして考えをまとめると、ゆっくりと静かに口を開いたのであった。


    「しかし、神であるルキフェルならば、当然我々は今も見られているのではないですか?」


    するとカルラが凶悪な表情となった。


    「それはどうかな?」


    「……見られていないと?」


    「わからん。だが全てを見透かせているようで、そうでないとしたら……」


    するとシェスターもまた凶悪な面相となって言ったのだった。


    「もしかしてカルラ様は、我々がルキフェルを神だと恐れ過ぎていると仰るのですか?実のところルキフェルもそれ程の力を有しているわけではないと?……」
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