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1414 Chapter One Thousand Four Hundred Twelve Officials

    「ああ、絶対の自信があるって言っていたんだよ」


    オルテスが口をへの字に曲げながら言った。


    シェスターは眉間の皺をそのままに言った。


    「そうか……だが実際はそうではなかったんだな?」


    鋭く問いかけるシェスターに、オルテスが重々しくうなずいた。


    「ああ、絶対に大丈夫どころか、かなりヤバかったぜ。イオーヌたちが助けに来てくれなかったらどうなっていたのか……」


    「どんな状況だったのだ?」


    するとオルテスに変わり、イオーヌが説明をしはじめた。


    「怪物の残滓が残っていたのよ」


    「残滓?」


    「ええ、さっきわたしは貴方に問われて、怪物には会ったことがないって言ったでしょ?それは本当なのよ。わたしたちがあの地下水路で見たのは、あくまで怪物本体ではなくて、その残滓だったのよ」


    「その残滓が彼らを襲ったと?」


    「ええ、そうよ」


    するとここでシェスターの脳裏にある疑問が浮かんでいた。


    「……何故だ?ガイウス君たちが襲われてから、アルスたちが襲われるまでにはだいぶ時が経っている。ならばその間、水路に保守点検等で他の人間も水路の中に入っているはずだ。だがその彼らが襲われた等という話は聞いていないぞ?」


    するとイオーヌが軽く高笑いした。


    「それはそうよ。普通の人間を襲うようにはなっていないもの」


    「どういうことだ?」


    「あら?判らないの?」


    イオーヌが挑戦的な笑みをシェスターへと送った。


    だがシェスターはいぶかしむだけで答えは出て来なかった。


    「いや、判らんな。勿体つけずに教えてくれないか?」


    するとイオーヌが満足げにうなずいた。


    「いいわ。それなら教えてあげる」


    イオーヌは可愛らしくウインクをすると、楽しそうな声音で告げるのであった。


    「彼らがガイウス?シュナイダーの関係者だからよ」


    するとシェスターの表情がさらに険しくなった。


    「ちょっと待ってくれ!関係者もなにもアルス、オルテスの両名共、ガイウス君とはまったく面識がないはずだぞ!?」


    シェスターはそう言ってアルスたちを見た。


    するとアルスが、オルテスと目を見合わせた後、シェスターへと向き直って口を開いた。


    「はい、わたしたちはガイウス?シュナイダー君とは面識がありません」


    するとすかさずシェスターが呼応した。


    「そうだろう。そのはずだ。にもかかわらず関係者だと君は言うのか?」


    シェスターはそこであらためてイオーヌを見た。


    イオーヌは軽くうなずき、シェスターの疑問に答えたのだった。


    「ええ、そうよ。だって貴方と彼らは近しい関係なんでしょ?」
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