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1282 Lesson one thousand two hundred and eighty, spiral laughter.

    「……ああ、そうかい。勝手に人間が作った妄想の神ね……」


    ガイウスが、腹立たしげに言った。


    するとルキフェルが、笑みを浮かべてうなずいた。


    「そう。わたしはそれに従うつもりはないよ。当然だろ?」


    ガイウスは煮えくりかえる腹の中をなんとか抑えつつ、歯ぎしりをしながらさらに言った。


    「そりゃお前は従わないだろうよ。お前という奴は、この世のあらゆることを自分の思い通りに動かそうとすることはあっても、お前が人の敷いたレールの上を歩こうとするはずはないからな」


    「そう。その通りだよガイウス。よくわかっているじゃないか」


    「ああ、出来ればお前のことなんか、判りたくはないけどね」


    「また、つれないことを言うね、君は」


    するとガイウスが鼻でせせら笑った。


    「何を言っているんだ。自分が見下している相手に何を言われたって何とも思わないくせに」


    するとルキフェルが軽く笑った。


    「確かにそうだね。わたしは誰に何を言われても心が動いたことがない。それは、やはり君の言うとおり、この世の全ての者を見下しているからなのかもしれないね」


    「かもじゃないって。そうなんだよ。お前は全員を見下しているから、誰に何を言われたって平気なんだよ。ただ、それは俺から見たら哀れそのものなんだけどな」


    するとルキフェルが始めて鼻でせせら笑った


    「そうかい。だとしてもわたしは何も感じないが」


    だがガイウスは、ルキフェルの変化に気付いた。


    「……いや、お前今、感情を出したろ?鼻でせせら笑ったぞ?」


    するとルキフェルが、今度は怪訝な表情を見せた。


    「……何を言っているのかな?鼻でせせら笑ってはいけないと?」


    「別にそうは言っていないよ。ただ、せせら笑うっていうのは、結構感情が入っている行為だと思ってね」


    「そうかな?わたしはそうは思わないが……下等な者をただ見下しただけではないのかな?」


    するとガイウスの頬がピクピクと引き攣った。


    「……お前ね……言い方ってものがあるだろうよ……言い方ってもんがさ……」


    「ああ、気に障ったかね?だがこれも仕方がないことだよ。だって現にわたしは君たちを下に見ているわけだからね」


    「……ああ、いいよ。もういいよ。お前と話すのは疲れる……マジでもういいや……」


    ガイウスは、心底呆れ果てた顔付きとなって、再び横を向いた。


    するとこれを見て、カルラがすかさずルキフェルに対して問いかけた。


    「また一つ聞きたい。あなたにとってはサタンですらも、下なのか?」


    するとルキフェルが笑みを浮かべ、頭上のサタンを見上げながらも、見下すように答えたのだった。


    「そうだよ。サタンといえどもわたしから見ればかなり下等な部類だからね」
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