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953 Episode 951: Encounter Again

    「……ふう……」


    シェスターは部屋に入るなり真っ先にベッドに寝転んだ。


    「……なんだかんだで疲れが溜まっているようだな……まさか寝過ごすようなことはないと思うが、早々に眠りにつけそうだ……」


    シェスターはそう呟くとそっと瞼を閉じた。


    するとすぐに意識が定かではなくなり、まどろんだ状態となった。


    「……ああ、寝られそうだ……やっぱり疲れているな……」


    シェスターの意識はそうしてゆっくりと遠のいていった。


    どんどん下へ、意識の底へ向かってどんどんと落ちていった。


    と、そこへ……


    …………やあ、久しぶり…………


    シェスターが目を開けると、目の前にはいつぞやの成長したガイウスの姿があった。


    「……ガイウス君か……一別以来だな……」


    ガイウスは以前と同様、真っ暗な空間に漂うようにしてシェスターの目の前に現れた。


    「……君はまだ別の世界にいるのか?……」


    シェスターの問いにガイウスが肩をすぼめた。


    …………残念ながらね……でも多少だけどいいこともあるよ…………


    「ほう。何かね?もしかして記憶が戻ったとか?」


    するとガイウスが眉をクイッと持ち上げて笑った。


    …………ビンゴ!といっても全部じゃないけどね。少しずつ記憶が蘇ってきているよ…………


    「そうか。一体どんなことを思い出したんだ?」


    …………う~ん、まあ色々となんだけど、かなり断片的に、なものだから、まだうまく整理がついてないんだ…………


    「そうか。ところでこちらの世界へは戻れそうかな?」


    …………ああ、それに関しては結構上手くいってると思う。だから多分だけど、近いうちに戻れるんじゃないかと思ってる…………


    「そうか!それはよかった。君だけでも戻ってくれたら、エメラーダ夫人も大層喜ばれることだろう」


    …………う~ん、でもさ、俺ってずいぶんと年取っちゃったんじゃなかったっけ?…………


    シェスターは、ガイウスの姿が十二歳児とは到底思えない青年の姿であることを思い出した。


    「……そうだな……だがまあそれに関しては何か上手い言い訳を考えておこう。それより……そちらの世界には他に誰もいないのかな?」


    シェスターの問いにガイウスがうなずいた。


    …………ああ、いないね。俺以外、人っ子一人…………


    「……そうか。ではエル様や、アルスたちは別の異空間に飛ばされたということなのだろうか……」


    …………う~ん、かも知れないし、俺が上手く認識出来ないだけで、実はこの世界にいるのかも知れない…………


    ガイウスはそう言うと、眉根を寄せて考え込んだのであった。
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